低温とコールドテック

Cryogenics /低温工学とは?

 低温物理あるいは低温工学、低温技術をCryogenicsと言います。温度範囲は150K (-123℃) 以下で、最低温度は絶対零度です。

 この様な低温では、全てが静かで分子の振動は極めて少ないのです。そのため、分子や原子核の本来の姿を核磁気共鳴(NMR)などによって観察することが出来ます。

 ではこの低温では何が起こるのでしょうか。金属や全ての物質は非常にもろくなり、ガラスのようです。また、電気抵抗は非常に小さくなり、ある物質では抵抗がゼロになります。超電導です。超電導によって、強磁場を発生でき、医療用MRI、分析用NMR、高エネルギー加速器、磁気浮上列車(リニアモーターカー)に応用されています。低温エレクトロニクス(cryoelectronics)では脳から発生する非常に微弱な磁気を検出するSQUIDやジョセフソンコンピューター、量子コンピューターなどへの応用があります。また、新たに発見された高温超電導では、電力ケーブル、電力を超電導コイルに永久電流として貯蔵するSMESや超電導限流器等の新しい応用があります。

コールドテックと その役割

 低温技術を通して社会に貢献します。
 低温機器装置の研究開発、設計と製作に対し専門的なアドバイスを行います。
 低温の研究開発や実験に対し企画を行いその企画を実行します。
 研究者、技術者、学生や低温に興味のある方に対し講義を行います。
 低温機器の設計製作や実験を実際に行う講習を致します。
 低温物性ソフトCRYODATA の日本総代理店です。

低温工学・技術の 専門家として

 ColdTech はCryogenicsの卓越したプロフェッショナルです。
 低温に従事して48年間、多くの装置機器を開発し、設計製作してきました。


* クライオスタット
* 冷凍・冷却システム

* 超電導加速器用

  コントロールデュワー

* LHe/LNポンプ
* He/N2 液化機
* 低温液体輸送管
* 冷凍機冷却超電導マグネット
* 液体ヘリウム容器

* 希釈冷凍機

など